2018年11月03日
その他
前日に、競馬で1着と2着の誤審があったニュースを取り上げましたが
スポーツの世界での誤審回避の取組はどうなのでしょうか
個人的にはテニスの試合における取組はすばらしいと感じています。
テニスではコート中央の高いところに座っている主審のほか最大9人もの線審が瞬きもせず?ボールを目で追いかけています。
審判10人いても見誤るものは当然あります。
だって、200Km/hのスピードで来る球がコート上のラインに乗っているかどうかを見ろってわけですから・・・
その人間の限界をカバーすべく大きな大会の一定のコートには2005年に「チャレンジシステム」というものが採用されるようになりました。
選手が判定に不服を申し出た場合にホークアイというコンピュータ映像処理システムにより審判判定を補助するというものです。
ただし選手は何度でも判定に不服を申し出てチャレンジシステムを乱用することは認められていません。
チャレンジシステムの行使は選手の権利でありその権利は1セットにごとに回数が定められています。行使した結果、
行使した選手の言い分の通りの判定になると権利行使の残回数は減らず、当初の判定通りであれば残回数が一つ減ります。
大事なのは、このシステムをあくまで「補助」と位置付けているルール設定にあると思います。
本来ジャッジすべきはあくまでも主審であり線審であるという審判に対するリスペクトを忘れていないのです。
選手もそこは十分理解しているようで、テニスの世界では誤審に対する対策は大いになされているようです。